理想の自分と、実際の自分がかけ離れている。自分の力量や能力をちゃんと分かっていないのに、憧れと焦りだけを胸に突進していってしまう。理想の自分で生きていきたくて、自己実現を急いでしまう。理想の自分でいることができたら、こんなにも劣等感や自己嫌悪を抱きながら生きなくてよくなるからだ。だけれどあまりにも理想が高いし、やり方を知らなさすぎるから、恥を晒して、自分をもっと嫌いになる。ダメージも大きい。
自分の力量や能力を知りたい!今の自分に大切なのは、ひとつひとつ地道にやること、冷静に努力をすること、人に相談することなのかもしれない。
体育祭は、いい経験だった。いい挫折経験……。体育祭を一人でも一人でなくとも楽しみたいという理想は、今の自分には到底無理なことだった。クラスメイトと気軽に話せるような関係を築いてこなかったし、安心して居ることのできない集団のなかで、一人で楽しむことは難しい。"孤独の前提は安定した現実"らしい。この辺りのことを、東畑開人『聞く技術 聞いてもらう技術』(ちくま新書) で書いてありました…!
そういうことを分かっていなくて、玉砕したわけだけれど、不安ながらも体育祭をやり切ってくれたおかげで、たくさん気付きを得たので、自分はよくやったよ、ありがとうよ。
一人であっても堂々といられる人間になりたい、完璧な自分で人と関わりたい、とよく思う。そんなこと…今すぐには…無理だ…完璧な自分で人と関わることは…たぶんこれからずっと無理だ…
夢みがちな自分のこと、大好きだけど、現実を理想混じりに見ないことをやってみたい。
- 自分の限界値を知る
- 得意不得意を知る
- 好きなこと嫌いなことを知る
- 人間関係に何を求めているかを知る
- 理想と現実を書き出してみる
- 自分との約束を守っていきたい
自己実現に向かっている自分しか好きになれないっぽいぞ。理想の自分があるから生きていられているような気もするし、とにかく今の自分の状態をちゃんと見てあげてください。